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・物質名 ピリドキシン
・水溶性ビタミン
・熱に強く光に弱い
・体内で合成できる
・血液脳関門を通過する

ビタミンB6の性質
ビタミンB6は物質名をピリドキシンといいます。水溶性で熱に強く光に弱いビタミンです。食品中では塩酸ピリドキシン、ピリドキシン塩酸塩、P5Pの形で存在します。一部は腸内細菌によって合成されるので腸内環境がよくないと不足してしまうこともあります。

ビタミンB6のはたらき
食品から摂取されたビタミンB6は小腸から吸収されて血流にのって肝臓に運ばれます。ビタミンB6は肝臓の他にも筋肉や脳に蓄積されます。

➀神経伝達物質の合成
アミノ酸代謝の中には、セロトニン、ドーパミン、アドレナリン、ヒスタミンなどの神経伝達物質の合成があります。胎児期から成長期には知性の発達と関連し、高齢期に不足すると認知症の発症の要因となります。妊娠中にビタミンB6が不足するとセロトニン不足になりつわりがひどくなります。

②エストロゲンのコントロール
女性ホルモンのエストロゲンの代謝にも深くかかわっています。女性のホルモンバランスは月経周期とともに変化します。この変化がスムーズに行われないと月経前症候群を引き起こします。月経前症候群は、体調不良とともに情緒不安定な状態になります。また、ピル服用中にはビタミンB6が多く必要だといわれています。

③免疫機能の正常化
過剰な免疫機能を正常化する働きがあります。アレルギーの原因は数え切れないほど多く、また、複数の原因が重なっていることが多いものです。したがってビタミンB6だけで治るわけではありませんが症状を緩和する機能は確認されています。

④脂肪の代謝促進
脂質の代謝に深くかかわっており、肝臓の脂肪の蓄積を防いで脂肪肝を予防します。

ビタミンB6不足になると?

ビタミンB6はアミノ酸の代謝を助けています。そのためアミノ酸にかかわる部分にすべて影響がでます。

➀心(気分)の不調
セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質が少なくなって心や気分の不調につながります。妊娠中のビタミンB6不足は胎児の脳にも影響をあたえます。

②自閉症や乳幼児症候群
乳児がビタミンB6不足に陥ると脳や神経系の発育に悪影響が出ます。
刺激過敏や聴覚過敏、自閉症、持続性てんかんなどの要因になります。

③皮膚や粘膜のトラブル
皮膚炎や口内炎が出やすくなります。

④血管障害
血管もたんぱく質で出来ています。そのためビタミンB6が欠乏するともろくなってしまいます。

⑤貧血
タンパク質の合成がうまくいかないので血液も不足します。

⑥自己免疫疾患
関節リウマチやアレルギー等の自己免疫疾患の人はビタミンB6が少ないことが確認されています。ビタミンB6を服用することで緩和されることも確認されています。

ビタミンB6が欠乏する原因

➀腎臓疾患
腎疾患はビタミンB6欠乏症を引き起こします。

②吸収不良症候群
セリアック病、クローン病、潰瘍性大腸炎などは小腸でもビタミンB6の吸収がうまくいかず、また腸内での合成も不完全になるので欠乏します。

③長期の抗生剤服用
抗生剤を長期服用すると腸内環境が悪化しビタミンB6の合成がうまくいかず欠乏しやすくなります。

③ホモシスチン尿症
常染色体劣性遺伝性疾患の一つでメチオニンの代謝産物であるホモシステインが血中に蓄積する病気です。尿にホモシステインの重合体であるホモシスチンが混入します。

④アルコール依存症
アルコール依存症の人は栄養失調になりやすくビタミンB6も欠乏します。

ビタミンB6過剰症

ビタミンB6は水溶性ビタミンなので基本的には過剰症はありません。しかし、サプリメントや治療薬などで過剰に服用すると過剰症が起きます。感覚障害、筋肉の減少、精子の減少、運動失調などの症状がありますが、ビタミンB6の服用をやめると回復します。

ビタミンB6を多く含む食品

にんにく、かぶ、バナナ、プルーン、アボカド、まぐろ、かつお、いわし、ヒレ肉、ささみ

 

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