ドーパミンとノルアドレナリンのバランスを取るのがセロトニン
現状のうつ病の治療の中心はモノアミン仮説です。うつ病の原因がすべてモノアミンの問題で解決できるわけではないことが分かっています。しかし、モノアミンが大きな要素であることもわかっています。モノアミン仮説のベースになる考え方はセロトニン不足です。
ストレスや恐怖感、悲しい出来事にあうとノルアドレナリンが分泌されます。またうれしい出来事や楽しい出来事にあった時には快楽ホルモンであるドーパミンが分泌されます。ノルアドレナリンは緊張や恐怖感、ドーパミンは快楽や幸福感を呼ぶ神経伝達物質です。このバランスを取っているのがセロトニンです。
ドーパミンやノルアドレナリンの枯渇を防ぐ
ドーパミンは大きな快楽を呼ぶ神経伝建つ物質です。ドーパミンが大量に分泌されると大きな快楽を得ることができます。お酒やギャンブルの依存症の原因になる神経伝達物質です。ドーパミンは大量に分泌されると枯渇します。この時におおきな虚脱感が訪れるのです。この虚脱感から抜け出すためにお酒を飲んだり、ギャンブルをしたりします。これを繰り返すとやがて依存症になります。
ノルアドレナリンも継続して大量に分泌されると枯渇します。この時にも虚脱感があります。セロトニンはドーパミンやノルアドレナリンが極端に活性化するのを抑えます。そして、枯渇するのを防止します。
セロトニンは穏やかな幸福感を呼ぶ
セロトニンが脳内に増えると極端な感情的な起伏が無くなり、穏やかな幸福感が味わえます。調和のとれた幸福感を呼ぶのです。うつ症や不安障害などにかかっている人はセロトニンが不足していることが確認されています。現在使用されている抗うつ剤はセロトニンを増やす作用のあるものが主流になっています。


